富山県富山市の福田税理士事務所の福田です。
引続き、宅建の試験勉強について整理してみたいと思います。
4.法令上の制限
科目としては、都市計画法・建築基準法・農地法・盛土規制法・土地区画整理法・国土利用計画法などを学習しました。
4-1:都市計画法
土地評価と関連性も高く、最も勉強したかった部分です。
端的には
・都市計画法は快適なまちづくりのための法律
・そのためには”①都市計画区域指定⇒②区域区分指定⇒③地域地区の指定など※”の手順
(※④都市施設・市街地開発事業・地区計画⇒⑤都市計画決定)
・区域区分(市街化区域・市街化調整区域と、非線引区域)
・大きく分けて住居系・商業系・工業系の、13種類の用途地区(と補助的地域地区)
・開発行為を必要とするケース・しないケース
などを勉強することができました。
都市計画法上の用途地区と、国税庁路線価図における地区の相関性についても、少しずつ理解が深まってきました。
4-2:建築基準法
都市計画法と合わせて、土地評価と関連性も高く、最も勉強したかった部分です。
”2項道路”など、断片的な知識は多かったのですが、初めて知ることが多かったです。
端的には
・目的は、快適なまちづくりと建築物を安全・衛生に保つ
・容積率・建蔽率のより細かなルール
・建築確認申請の適用が必要な事例
(映画館等、大規模建築、その他の一般建築物)
・全国すべての建築物の安全性・居住性確保のためのルール
(単体規定:防火壁・採光や換気・天井など)
・都市計画区域・準都市計画区域を対象とするルール
(集団規定:接道義務・用途制限・建蔽率・容積率・高さ制限・防火地域など)
などを勉強することができました。
4-3:農地法
3条(権利移動)・4条(転用)・5条(権利移動+転用)の許可・届出など、基本的な部分が勉強になりました。
税務とも密接な関連もありますね。
4-4:盛土規制法
盛土・切土の定義や、災害防止にとって大事な法律ということが勉強になりました。
4-5:土地区画整理法
”換地処分の圧縮記帳”という規定が税法にありますが、土地区画整理法を通じて、基礎知識が得られました。
4-6:国土利用計画法
地価高騰抑止の観点から、土地売却時の報告については
”事後届出⇒事前届出(注視区域・監視区域)⇒許可(規制区域)”
の順に強化されるそうです。